マスト初登頂(インナーフォアステーまで)

ヨット

先日、インナーフォアステーのテンション調整(ファーラー付きフォアステーテンション調整 | Exciting Life Beyond the Turning Point)後に、気になっていたことがあった。なんとかファーラー全体を少し持ち上げて、ターンバックルを回せるようにしてテンション調整し、その後ファーラーをもとの位置に戻していたのだが、ファーラー上部の蓋のような部品が上に上がったままになっていた。下からだとよく見えないが、感触的にゴムの円盤のようなものを押し上げたが、引き下ろしていないので、そのまま上に残っている感じ。そのままでもすぐに問題になりそうでもなかったので、暫くそのままセーリングもしていたが、やはり気になるので、インナーフォアステー取り付け部までマストを登り、ゴムの円盤のような部品を押し下げることとした。

マスト登り

以前の26フィートヨットではマスト先端まで登ったことがあったが、このヨットでは初めてである。久しぶりなので、登り方も少し忘れていた。私のスタイルは、ペツルのグリグリとアッセンダーを使って一人で上り下りする方法である。また安全のためにサブとしてシンプルアッセンダー(下写真左上)を使って、メインの登攀具で何かあっても落下しないようにもしている。今回は、メインハリヤードとスピンハリヤードをメインとサブの登攀ロープとして利用した。使っている装備は下記。すべて登攀の正しい使い方になってるわけではないと思うし、命を預けるには少し中途半端と言われるかもしれないが。

尚、この登り方はいろいろなユーチューブ等で説明されているので、ここでは割愛。装備の使い方を思い出すのに少し時間を要したが、思い出しさえすれば、思っていたよりスムースに目的の場所まで登ることができた。

インナーフォアステー取り付け部

下写真が、インナーファーラー上部である。この黒い部品が、ゴムの蓋のような部品で、本来はファーラーのアルミパイプ部の上部に隙間なく装着されているべき部品である。が、先日ファーラーを持ち上げた分だけ上に上がって、そこで留まっていた。ここまでは下から見て想像していた通りであった。「これを手で押し下げればいいはずだ!」と思って、押し下げたのだが、非常に固くて動かない。よく見ると、六角穴付きボルト2本でワイヤーに締め付けられている(写真では見えないが上面側)。ゴムとの摩擦だけで固定されていたと思っていたが甘かった。ここまで来て思い出せば、フォアステーテンション調整時にファーラーが簡単に持ち上がらず、ゴンゴンと衝撃を与えて初めて動いたのを思い出した。確かにゴムとの摩擦だけではない固定力だ。使う予定はなかったが念のために持ってきたドライバーでは役立たなかった。ということで本日は諦めて、次回また六角レンチを持って登ることとした。

折角上がってきたので撮った写真が下記2枚。インナーフォアステー取り付け部までなので、マスト全体の2/3程度か、凄く高い訳ではないが、久しぶりに見る景色であった。

その他不具合

折角上がってきたので、下りながらいろいろチェック。するとリフレクターの下部固定が外れているのを発見。全く気付いてなかった。修理部品を何も持っていないので、これも次回登った時に固定の予定。

スプレッダーライトが付かなくなっているのも思い出して確認。ライト上面の配線取り出し部の防水ゴム?が外れており、ここから水が入ったか?下面のガラスが外れれば、どんな電球が付いているか確認しようとしたが、全く外れる気配無。何もせず降りてきたが、これは直すより、LEDに交換しようかと今は考えている。

結局何もすることはできなかったが、やることは大体わかったので、次回準備して、また登ろうと思う。

後日追記

追記1

本日は風も弱く、前回できなかったことをやるために、再度マスト登り。まずはファーラー上部の蓋を正しい位置へ戻すために、インナーフォアステー取り付け部(マストの約2/3程度の高さ)まで登った。後は持ってきた六角レンチで蓋の固定部を緩め、移動して再締め付け。問題なく、作業完了。下写真は作業完了後のもの。

次は、マストを降りながら、リフレクター下部をサイドステーに固定。

最後に、点灯しなくなったスプレッダーライトを取り外そうとしたが、ネジが固くて回らない。この作業は次回持越しとした。

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