退職前ではあるが、既に退職を決めていて、余った有給休暇を利用してのワクワクライフ。なので、ここに書くこととした。家族4人で海外に度々行けるものでもないが、前回海外旅行に行ったのは、7年前(コロナ前)なので久しぶりである。が今後は子供たちも就職して、時間の自由度が無くなるので、家族4人で行く最後の海外になりそうである。
我が家の海外旅行スタイル
我が家の海外旅行スタイルは、基本いろいろなキャンペーンを最大限駆使して貯めたマイル(特典航空券)で飛行機を確保し、現地ではレンタカーで移動、宿はBOOKING.comで予約、である。なので、燃料サーチャージと特に最近の円安を除けば、費用面では国内旅行をそう大きくは変わらない(と思う)。飛行機は航空会社によってサーチャージが結構違うので、時間や乗り継ぎが少々不利でも、できるだけ安いのを選ぶのが基本である。ただ、先進国の場合はこれでいいが、タイやカンボジアなど、新興国になってくるとレンタカーは怖いので、現地ツアーの活用となってくる。ニュージーランドは先進国パターンである。
ちなみに特典航空券の確保は、妻の得意分野(丘マイラー)で私はあまり詳しくないが、不定期にいろいろなキャンペーン等があり、例えば使った金額の7%近く(1万円で700マイルの比率)貯められるような場合もある(変換方法などもいろいろなルールの駆使が必要)。そんなときは家庭で使う費用は可能な限りそのカードで使うなど徹底するので、かなり面倒でもあるが。
準備
上記にも書いたが、我が家のスタイルは特典航空券利用の安上がりツアーである。なかなか普通の海外旅行ツアー、特に日本の連休中の高価なツアーに申し込む気にはなれない。なのでゴールデンウィークやお盆などはなかなかフライトが確保できないため、子供たちも就職し始める今後は時間調整が難しく、家族4人で行くのは難しいと思っている。まあ、行けたとしても子供たちが一緒に行きたいと思ってくれるかどうかという問題もあるが。ということで、家族4人で行く最後の海外旅行のつもりで準備を始めた。私は会社を1週間休み、子供は学校が休みとなる3月に計画した。がそれでも全員同じフライト確保は難しく、シンガポール経由の別フライト(シンガポール-ニュージーランド間はルートも異なる)でフライト確保。宿とレンタカーはそう問題なく確保できた。あと、ミルフォードサウンドのクルーズ船は出発少し前に一応予約していった(結果的には予約なしでも大丈夫だった)。また、これまではレンタカー運転はずっと私だったが、今回は4人全員国際運転免許証を取得して、海外運転にもチャレンジすることにした。というのは、ニュージーランドは日本と同じ左側通行なので、ハードルが低いため、最初の海外運転には良いと考えたので。ちなみに私の初めての海外での運転はイギリス(左側通行)である。
初日:日本~シンガポール経由クライストチャーチ
名古屋からシンガポールまでは全員同じフライトで。シンガポールで親チームと子チームの2チームに分かれて、クライストチャーチに向かった(夜行、乗継1回)。シンガポールでは時間があったので、空港隣接のJEWEL(ジュエル)のシンボルでもある滝(レイン・ボルテックス)を空港内の移動電車から見学。

2日目:クライストチャーチ~テカポ湖
クライストチャーチには親チームが昼過ぎに先に到着し、レンタカーを確保。後から無事やってきた子チームと合流し、この日はテカポ湖まで移動。この日はずっと私が運転したが、ニュージーランドの人は運転が速いのに驚いた(これはこの日だけのことでなく、ニュージーランドにいる間ずっとそうだった)。2車線の曲がった道でも結構速い。無理しないとついていけない。まあ、無理してついていく必要もなかったので自分のペースで運転したが、平均的にニュージーランド人は速かった。テカポ湖には夕方に到着。下写真はテカポ湖と良き羊飼いの教会である。天気は最高であった。


宿からテカポ湖までは車で数分。夜にテカポ湖まで星を見に行き、まず驚いたのが、その暗さ。町を少し離れた湖畔に来ると車道上でも真っ暗で足元さえ全く見えず一歩踏み出すのも怖いくらい。そんな暗さなので、星は本当に奇麗に沢山見えた。写真が上手に撮れなかったのが残念である。下写真は宿泊した宿であるが、この明るさがあっても、夜空は奇麗だった。

3日目:テカポ湖~マウントクック~ワナカ
3日目の朝は雨。マウントクック山麓でトレッキングしてからワナカまでの行程であったが、マウントクックは見えそうにない。が晴れ間も時々見えたので、マウントクックには行くこととした。下写真は、マウントクック麓のタスマン氷河展望所から見たタスマン湖である。少し晴れ間も出たが、さすがにマウントクックは全く見えず、雨も降りだしたので、フッカー湖などマウントクック方面へのトレッキングは止めることにした。

それでもマウントクックを離れるとすぐに晴れてきた。やはり山沿いは天気が悪いのか。下写真はマウントクックから少し南下したところで見たブカキ湖である。コバルト色の湖が本当に美しかった。

その後はワナカまで向かい、スーパーで翌日朝食の買い物をしてから、宿にチェックインし、その後街を散策。この日の夕食は、下写真のレッドクリフレストランで、美味しかった。


4日目:ワナカ~テアナウ
朝食後、早朝のワナカ湖畔を散策。下写真は、観光名所となっている「ワナカの木」である。背景の山は上半分が冠雪していたのも含めて、美しい光景であった。

下写真はワナカからクイーンズタウンへ向かう途中、道路工事で停車したときに撮った写真である。お洒落なレストランだ。

その後、クイーンズタウンへ向かう道は峠を超えるために標高が上がっていくが、とうとう雪になってしまった。幸い道路に積雪はなかったが、寒かった。

この日はクイーンズタウンは素通りしたが、いろいろ寄り道しながらテアナウまで移動しチェックイン。ここも美しい街であった。
5日目:テアナウ~ミルフォードサウンド~クイーンズタウン
この日はロングドライブである。日の出前に宿を出発。まずはクルーズ船の予約時間に間に合うようにミルフォードサウンドに向かう。下写真はエリントン平地。山々の間にホントにフラットな平地が広がっていた。

谷の間を走り、最後ミルフォードサウンドに出る前にはトンネルを抜けるが、そのトンネルの写真が下。かなり高い岩山をくり抜いたトンネルである。日本では絶対見ないような岩山で、これはこれで絶景であった。

トンネルを抜けて暫く下ると、ミルフォードサウンド到着である。クルーズ船乗り場近くには有料のパーキングがあるが、我々は少し離れた(1kmくらいか?)無料パーキングに車を止めてそこから歩いた。でもその遊歩道も美しく、楽しんで歩くことができた。そして暫く歩くと、目の前によく写真で見た絶景が現れた。下写真である。雨の日が多いというミルフォードサウンドであるが、ラッキーにもこの青空である。船に乗らなくても十分美しかった。


ただ、船は船でまた良かった。サウンド内をグルっと回る。アザラシなんかもいるし、船から見る滝も迫力があって美しかった。

クルーズ船を楽しんだ後は、元来た道を戻り、テアナウを通り越し、クイーンズタウンまで皆で交代しながら運転した。
6日目~:クイーンズタウン~帰国
クイーンズタウンでは3泊していろいろ楽しんだ。1日はルートバーントラックへトレッキングに。世界的にも有名なトレッキングルートである。さすがに全走破はできないが、ルートバーンフラットまでを往復。ルートバーンの入り口で、ヘリコプターが何かの薬剤(忘れてしまった)を散布中とのことで、1時間以上待たされ(全員で20人程度は待っていた)て少しテンションが落ちたが、歩き始めたらそんなことは全て忘れるくらい素晴らしいトラックであった。また天気も良かった。





下写真がルートバーンフラット。

下写真はルートバーンフラットで昼寝中の私。

ルートバーンからの帰りにはグレノーキーという美しい街で少し散策したあと宿に戻った。

下写真は別の日に、ワカティブ湖湖畔で寛ぐ子供たち。

下写真は、全く予定外だったバンジージャンプを楽しむ子供たち。ここはバンジージャンプ発祥の地ということで、見に行くだけのつもりだったが、遠慮しがちにやってみたいオーラを出す子供たちの思い出になるなら、ということで、結構高価であったが、子供二人が楽しんだ。

クイーンズタウンは食事も美味しかった。ただ外食は結構高価なので、毎日という訳にもいかず、スーパーで買いこんで宿で食べたり、外食したり。。。




クイーンズタウンからは帰国である。が帰国フライトも4人全員が同じフライトは取れず、それならということで、子供二人で海外宿泊は初めてであったが、オーストラリアのシドニーで途中降機し、2泊観光してから後日帰国した。親チームは寄り道せず(乗継は3回したが)に帰国。帰国便のクイーンズタウンからクライストチャーチへの早朝フライトで見えたマウントクックが下写真である。マウントクックは右上の一番高い山。行った時には天気が悪く見えなかったが、最後に朝日に輝く美しいマウントクックを見ることができた。

天気にも恵まれ、また無事に行程を終え楽しい旅にすることができた。子供たちにとっては初めてのチャレンジも多く、いい経験になったと思う。