ウィンドラスフットスイッチの交換

ヨット

スイッチ表面のゴムは劣化して破れているが、まだ機能はしている。しかし、気になるので交換することとした。

古いスイッチの除去

古いスイッチの除去は簡単だった。船内側の配線を切断し、スイッチのネジを船外側から緩めれば簡単に外すことができた。下は片方を外した状態。この後もう一方も外して船体の汚れを除去して完了。

新しいスイッチの取り付け

スイッチ選定&入手

実はスイッチの選定&購入は事前に実施済。ウインドラスはQuick製であり、スイッチもQuickの純正スイッチが付いていた。しかしこのスイッチは上の写真を見てもわかる通り、蓋にも穴が開いており、スイッチゴム中央部は蓋をしていても直射日光を浴びる状態である。今回は完全に蓋ができるものが欲しく、探してみると他社製であるが、元々付いていた純正スイッチより安価なフットスイッチを見つけた。LEWMER製である。ネジの位置や配線を通す穴の大きさ&位置は異なるため少し迷ったがこちらを購入することとした。

スイッチ1個目取り付け(失敗)

説明書に従って、配線を通すための穴開けを実施。また、木ネジ3か所の下穴も開けた。しかしここで失敗があった。私はこれまで、木材に木ネジを取り付けるときは、ネジを落ちない程度まで締め込むだけの小さい下穴を開け、そこからは木ネジを回すことでねじ込んでいった。この方法が正しいのかどうかきちんと調べたことはないが(多分正しくないのだろう)、これであまり困ったことはなかった。今回、FRP船体に対しても同じように作業した。しかし意外とねじ込むのが固い。電動ドリルで作業をしていたのであるが、トルクオーバーでネジが回らなくなるたびにトルク設定値を大きくして作業。そして最後に木ネジをネジ切ってしまった。今まで木ネジをネジ切ったことは無かったので驚いたが、それほどFRPは固いということである。ネジ切れた位置が、FRP表面から5mm程度上だったので、ペンチで掴んでなんとかネジを外そうとしたが、なかなか外れない。何度かやってるうちに、FRP表面位置でネジが切れてしまった。万事休すである。ドリルで掘り出そうともしたが、少しトライしてあきらめた。1個のスイッチを3か所の木ネジで固定するのであるが、2か所でも固定できるだろうと考え(後で思えば無謀か)、他の2か所はしっかりと下穴を開けて一旦フットスイッチを取り付けた。今思えば写真を撮っていれば、もっとわかりやすく説明できると思うのだが、想定外のことが起こった時の常で、写真を撮ることは全く忘れていた。2か所の木ネジ取り付け後には、当たり前であるが、3か所目の木ネジの位置にはフットスイッチの取り付け用穴が開いている。ダメもとでこの穴をガイドに(といっても手でしっかり固定して、穴のガイドは気持ち程度)SUS用ドリルを軽く下方に当てて高速で回して見た。少しずつ少しずつ。そうすると、切れて埋もれていた木ネジがどうなったかわからないが(多分粉砕された?)、下穴を開けることができたので、船内にあったほぼ同サイズの木ネジを取り付け、3か所のネジでの固定を完了。最終的に(多分)無事取り付けることができて良かったが、FRPがここまで固いと思わなかったし、大変勉強になった。

スイッチ2個目取り付け

1個目の取り付けで勉強したので、2個目はスムーズに取り付けできた。下写真がフットスイッチ取り付け後の写真。

スイッチ取り付け後は、船内の配線である。下の写真が船内バウに取り付けられているコントローラである。奥まった場所に取り付けられているので、作業は苦労したが配線完了。尚、圧着端子のカシメ部には念のために半田付けを行った。

その後、電源スイッチを入れてウインドラスの作動チェックを行い、無事作動することが確認できた。スイッチ取り付け部にはシリコンシールも行ったので、水漏れはしないはずであるが、これは後日の確認である。

タイトルとURLをコピーしました