ジブセイルのファーリングライン交換

ヨット

このヨットを購入してから、いろいろなシート類を簡単に確認できる範囲ではチェックしていて、いくつか気になる部分はあったが、緊急性はないだろうと考えていた。が、先日インナージブシートのファーリングラインを見ていて、下記写真のような部分を見つけて、このままではちょっと危ないかなと感じた。セーリング中で、インナージブセイルを完全に開いていない場合にもしラインが切れると、急にセイルが開かれることになるし、なによりもコックピットから巻き取ることができなくなる。ということで早速取り換えることとした。

ライン選び&取替1

使われていたラインの径をはかると約10mm(に見えた)。なので、同じ径のラインを購入することとした。長さは実測14mであったので、余裕を見て15mとし、購入した。交換は全て手の届く範囲なので、簡単に済むだろうと思っていたが、それが甘かった。ラインは下記のようにファーラードラムの穴を通してエイトノットで取り付けられているのであるが、まず古いラインを外すのが結構きつい。それでも穴からラインの抜くのは少し引っ張れば抜けたのだが、新しいラインをこの穴に通せるのだろうかととても心配になった。ラインの端部ができるだけ細くなるようにテープを薄く巻いてカッターで切断する、などいろいろやってみたが、どうしても通すことができなかった。一体最初はどんな方法でラインを通したのであろうか?またなぜこの穴にこの太さ(直径10mm)のラインを使うことにしたのだろうか?いろいろ疑問はあったし、穴を拡大すれば通すことができそうなのだが、その前にファーラーの説明書を確認することとした。確認してみると、このファーラーの推奨ライン径が記載してあって、なんと6mmが推奨とのこと。最初から確認すればよかった!と思ったが後の祭りであった。

ライン選び&取替2

ライン径が細いと、引くときに手のひらに食い込むので太めを好む人もいると聞くし、8mmのラインでもファーラードラムの穴には通せそうな気がしたが、これはインナージブなので引く力もそう大きくなく大丈夫だろうと思い(また当たり前だが細い方が安いので)、6mmのラインに変更することとし、購入することとした。そして取り替えた結果が下記写真である。確かにこの穴に10mmは不可能な気がする。とすると本当にこれまで使っていたのは10mmだったのか?という疑問も湧いてくるし、私の測定方法が悪かったのかもしれない。

いずれにしても、新たな学びである。これまで古いシート類を新しいものに取り換えるときには、いつでも古いシート類の径を実測し、それと同じ径のシート類に交換してきた。これまではそれで問題なかった。しかし、それだけではダメで、下記の実施がより望ましいかと。

  • 取扱説明書があれば、推奨シート径の記載があるかどうかの確認、記載があればそれを参考にすること
  • シート類がどのように取り付けられているか(特にシートが通されている穴径)の事前確認。
  • 古いシート径の測定方法(何に注意してどのように計測すれば良いかは未検証)

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