経験の旅,世界一周@2026.1 ーアラブ首長国連邦ー

私は今回の旅行を計画するまで正しく認識してなかったが、ドバイはアラブ首長国連邦の1都市である。ドバイが国名でないことはわかっていたが、国名は知らなかった。ここも、こういう世界一周という機会、或いはトランジットでなければなかなか来る機会はなかったと思う。

当初のドバイでのざっとした予定は下記の通りである。

  • 1日目:15時ドバイ着 → 徒歩でホテルへ行きチェックイン後、ドバイモール&ブルジュハリファへ(夜の噴水見学)
  • 2日目:オールドドバイ(歴史地区) → アブラ(小舟)で対岸へ → オールドスーク を観光後、ホテル移動
  • 3日目:午前中ホテルでゆっくり → 午後(未定) → 19:50ドバイ発(乗継地のシンガポールへ)

しかし予定は大きく崩れた。

1日目

フライトはほぼ予定通りドバイ到着。ホテルは空港に近く、徒歩で行く予定でいた。ホテルへの道は迷ったものの近道を見つけることができ無事ホテル到着。チェックイン後は、当初すぐにメトロでドバイモールへ出かける予定であったが、体調がすぐれないために、一旦シャワーを浴びてベッドで横になって休憩。20時ころには回復してきたが、メトロで行く元気は無かったので、タクシーで夜の噴水とライトアップされたブルジュハリファを見に行くこととした。ドバイでは、配車アプリのUberとBoltが使えるらしいが、この2つを比較するとBoltでタクシーを呼ぶのが一番安そうだったのでこれを選択。尚、BoltはUberのように個人ドライバーの配車も手配できるし、タクシーを手配することもできるが、Uberは前者のみでタクシー手配はできない。

下写真は移動中に見えた「未来博物館」。昼間見ていないのでわからないが、外から見るだけならもしかしたら夜の方が美しく見えるかもしれないと思った。

タクシーを降りて、ドバイモールを抜けると、目の前にライトアップされたブルジュハリファが飛び込んで来た。これは凄い、高さは勿論だが、美しい。これも昼間は空港付近から見えていたものの、近くでは見ていないので比較はできないが、夜の方が見栄えがいいかもしれない。

下は、ブルジュハリファの下にあるドバイファウンテン。22時過ぎにも関わらず、噴水を待つ人でこの賑わい。尚、噴水は18時~23時まで、30分毎に実施されていた。

1回の噴水ショーは数分間と短かかったが、下写真の人の大きさと比べてもわかる通り、かなり高いし大規模。素晴らしい噴水ショーであった。動画でなく1枚の写真ではとても素晴らしさを表すことはできないが。

噴水ショーの間、ブルジュハリファは下写真のようにブルーにライトアップされていた。これはこれで美しい。

噴水ショーを2回見て、少し買い物をした後、今度はBoltで個人ドライバーを手配して(タクシーではない)ホテルまで戻った。この頃までは、万全ではなかったが、出かける気になるくらいの体調は維持できたいた。

ICUに緊急入院

ここからは少し汚い話になるので読み飛ばして貰ってもいいのだが、ホテルに戻ってからは朝から不調であったお腹の調子が益々悪くなり、下痢が止まらない。午後からは時々足が攣りかけて脱水症状の雰囲気を感じていたので、水を多めに飲んでいたが、夜中からは下痢は止まったものの今度は嘔吐が止まらない。通常嘔吐は下向いて便器に出すことが多いが、飲んだ水が多かったのか、この時はこんな嘔吐はしたことないというくらいの勢いで、前を向いたままバスタブに向かって1秒くらい続いた感覚。マーライオンの気分だった(そんなに美しくないが)。本旅行中初めてのバスタブ付きホテルで良かった。トイレの便器には収まらないと咄嗟に判断したのか、反射神経的にバスタブに向かっていた。午後から感じていた脱水症状が酷くなっていくのも感じていた。水を飲んでも出してしまう。朝方には両手両足が攣りだした。例えば片足の片側なら、そちらの筋肉を伸ばせばいいのだが、両側だとどうしようもない。夜寝るときは、明日までに体調戻ればいいな!と思っていたが、もうこれはダメだと思い、ホテルの方に車いすを借り、タクシーを呼んで頂き、近くの病院(下記は退院時に撮影)へ。

下は処置室に入った直後のモニター画面らしい。一番下の波形は手の指先で測定しているパルスオキシメータのPleth波形でその右の86という数値が血液中の酸素飽和度らしい。

下の写真は点滴など応急処置実施後のモニター画面。Pleth波形はまだ乱れているものの波形高さは大きくなっているし、酸素飽和度は98になっている。もう少し後にはこのPleth波形は規則的な波形になっていたらしい。

後でCoPilotを使って調べてみると、Pleth波形とは「心臓の拍動に合わせて、指先の血液量が増えたり減ったりする様子を光で読み取った波形」とのこと。とすると、処置室に入った直後は指先にほとんど血流が流れていなかったのか? また、酸素飽和度90%以下は、呼吸不全の状態らしい。専門知識を持ち合わせていないのであまりよくわからないが、何となく結構危なかった状態だったのかも知れない。結局、緊急入院となりICUに2日間、一般病室?に移動して一日、移動したその日に退院OKと言われたので、計3日間の入院となった。入院時に「退院までどの程度かかるか?」と聞いたら「最低3日」と言われてたので、回復は順調だったようだ。しかし、体の感覚的にはこれで退院していいの?っていう感じて、日本の病院よりは早い段階で退院のようだ。帰国後に行った病院でも、「医療慣習の違いか、日本ならもっと長い入院だね。」と言われた。大変だったけど、皆さんに大迷惑かけたけど、この程度で無事退院できて良かった。もう60歳を超えているにもかかわらず、行程を詰め込みすぎたのかもしれない。確かにすでにメキシコで疲れていた。もっと余裕のある行程にしないといけなかったのか?飲食にももっと気を遣わないといけなかったのかも知れない。恐らくエジプトでの何らかの飲食が原因だと思われるが、原因の確定はできなかった。

退院時に頂いた書類によると、主な診断症状として、

  • 感染性胃腸炎及び大腸炎
  • 脱水症
  • 血液量減少
  • 急性腎障害
  • 部分的腸閉塞

全てではないが、主に上記のような記載があった。ICU入院時にも説明を受けていて、ウイルス性、脱水症、腎機能低下、腸閉塞などは認識していたが。ただ、こういう状況で使う単語は普段使わないし、なかなか理解できなかった。例えば、尿、便、下痢、嘔吐、腸閉塞、などなど。しかし今は便利になっている。私も、医者もスマホのグーグル翻訳を使って、これらの単語を理解したり、私への専門用語を使うような質問や説明はスマホで翻訳して提示してくれるし、私も難しい表現はスマホを使って伝えたりできる。便利な時代になったものだ。

この症状を知って、改めて私の入院前の体調を振り返ると、勝手な想像ではあるが何となく経緯が納得できた。まず恐らくエジプトで食べたものが悪く何らかの細菌を体に入れてしまった。これで胃腸炎になり下痢が始まる。水分が不足し、脱水症状になるが、その後腸閉塞も併発(この原因は不明)し、あるタイミングからは水を飲んでも下痢はしないが、嘔吐に変わった(飲んだ水が小腸から下に流れないため)。脱水状態は酷くなり、体内ミネラルバランスが崩れることで手足が攣る。水分が減って血液も減り、腎臓機能も低下し尿は出なくなる。こんな感じだったのだろうか?

3日目昼前には、医者から「今日退院でOK、飛行機で帰国もOK」との説明を受けた。既にドバイから先のフライトは無効になってしまっているので、帰国便の確保が必要。早速ベッドの上でTrip.com等でフライトを調べ始めた。最終的には退院2日後のフライトを、JALホームページから予約。JAL共同運航のカタール航空であるが、Trip.com等で見ていた最低運賃とほぼ同額で確保できた。

尚、ドバイのこの病院では、入院時にデポジットを含めて?多めに支払い、退院時に余分な支払いは戻ってくるシステム。最終的に支払った額は約90万円であった。これは海外旅行保険で取り返せるはずである。

退院翌日

退院翌日は1日休養日。といってもある程度動ける程元気にはなってきたし、暇でもあったので、当初ドバイの2日目に行こうとしていた、オールドドバイ(歴史地区)→アブラ(小舟)で対岸へ →オールドスーク、へ観光に。但し、メトロで行く元気は無かったので、配車アプリのBoltを使ってオールドドバイまで移動した。オールドドバイでは、下写真のように建物の壁から横に柱が突き出た古い町並みが印象的だった。理由は知らないが、この地域の古い建築物はこのようになっているらしい。

そこから1km程度であっただろうか、下写真のような市場を通り抜け、アブラという渡し舟乗り場まで歩き、

アブラ(下写真)に乗って対岸へ。

対岸のスークでは下写真のようなドライフルーツやスパイスの市場やゴールドの市場が集まっていた。

この後は近くのスーパーで夕食とジュース類を購入後、またBoltでホテルまで戻ろうとしたが、なかなか捕まらず、結局タクシーでホテルまで戻った。このタクシー、実は道路端に停車していて、お客さんが助手席に、運転手が車から降りて、道行く人に話しかけていた。私も運転手に声を掛けられたが、どうやら現金を崩して欲しいとのこと。私は現金を持っていなかったのでその旨伝えたが、お客さんが高額紙幣しかもっておらず、お釣りを確保するために車から降りて道行く人に換金をお願いしていたようだ。こんなこともあるものだ、と思って少し見ていたが、助手席の人に「ここで降りるのか?」と確認したら、YESとのことだったので、それを待ってこのタクシーに乗ってホテルまで戻った。

下記はタクシーからのドバイフレーム。豪華である。

Bolt乗車で3連続トラブル

ここまでは書いていないが、実はドバイでの配車アプリBoltでは3連続でトラブル発生であった。Boltは過去一度だけエストニアで使って、使いやすかったのと、Uberより少し安い表示が出るのでドバイで使ったのだが、Bolt配車を3回使って(最初のBoltでのタクシー利用は除く)3回トラブルである。

トラブル1

最初は入院前にドバイモールからホテルに戻った時。乗車から下車までは問題なかったが、後で請求を見たら予定のほぼ倍額になっている。Boltではアプリ内に苦情を言うツールがあって、これは非常に便利で応答も早いのだが、早速これで苦情を入れた。すると「ドライバーが下車時の処置を忘れていて、気付いた時点に別の場所で下車処置を行ったのでそこまでの運賃が請求されてしまった。」とのこと。これは相手も間違いを認めて過剰分は返金された。ただ、忘れていたことに気付いたなら、下車処置を正しくできたはずで、言い訳は到底信じられず、悪意を感じる。

トラブル2

2回目は、退院後オールドドバイまで行ったとき。この時も乗車から下車までは特に問題なかったが、一旦引き落とされた金額が返金され、それ以上の金額が直後に引き落とされた。これもアプリ内で苦情を言うと、ドライバーが勝手にルートを変更して請求額が変わったとのことで、過剰分は後日返金された。こういうアプリは乗車前に金額が確定するものだと思っていたが、Boltの場合は必ずしもそうでもないようである。過剰請求額もそう大きくないので、見過ごす人も多いかもしれないし、そういうことを知って過剰に請求するドライバーが多いのかもしれない。

トラブル3

3回目は、スークからホテルに戻るとき。この時は予約が確定して、指定場所で待っていたが、アプリで車の位置を見ていると勝手に違う方向に進みだした。そして、別の場所で別の人を乗せて乗車中になってしまっている。従ってキャンセルも何もできない。その後その車に乗っていた人が下車し、費用だけ私の口座から引き落とされた。こんなことが起こり得るのか、と不信感の塊になり、もうBoltはやめて、上記の道端で捕まえたタクシーでホテルに戻ったのである。これもアプリ上で苦情を言うと、最終的にはシステムトラブルと言ったかどうか忘れたが、全額返金された。

3回とも全て返金はされたが、その交渉もなんどか英語でやり取りしないといけないし(但し今は翻訳アプリが使えるので比較的楽ではある)、余分な時間も費やした。Boltの品質は地域によって違うのかどうかは分からないが、少なくともドバイでのBoltの利用はお勧めできない。

帰国フライト

急遽片道予約した帰国フライトは、まずドバイからカタールのドーハに行き(1時間フライト)、そこで乗継約8時間、その後20:15発のドーハ発成田行き(JAL共同運航のカタール航空)、成田で乗継ぎ、セントレアに19:45着である。ドーハでの乗継時間はもっと短い便も選べたが、折角なので、ドーハを観光することも考え(体調次第だが)、乗継8時間の便を選定したのである。ホテルから空港まではシャトルバスが出ていたのでそれを利用。当初の予定のベトナムと韓国は行けないことになったが、やっと日本に向けて出発でき、ほっとしていた。

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