プロパン撤去と調理具用ジンバル製作

ヨット整備

いずれはガスをやめて電化しようと考えていた。理由は下記である。

  • プロパンは使えばいずれ無くなる。補充が面倒。
  • 船舶検査も面倒らしい。
  • 2連のガスレンジが備わっているが、片方が壊れている(2個同時に使うことはほぼないので、あまり理由にはなってないかもしれない)
  • 200Wソーラパネルと280Ahリン酸鉄リチウムイオンバッテリーを導入済
  • 電子レンジもジンバルに乗せたい。

ジンバルの製作にあたっては、「KojiのヨットブログIII」を大いに参考にさせて頂いた。

まさかジンバルにヤカンを載せたりしないよね? | KojiのヨットブログIII

取り掛かり前の状態は、下写真の通りである。

作業としては、まずは取り外し。下写真は取り外し途中であるが、取り外しは特に問題は無く簡単である。尚、右奥のAC100Vコンセントは、以前電子レンジ設置時に取り付けたもの。

取り外しが終わると次に設置作業。最初は、軸受けの取り付けである。当初は従来の軸上(上写真)をそのまま使う予定でいたが、軸の位置をもう少し上方に変えたかった(回転時のバランスのため)のと、いろいろ重量を計算すると10kg以上となり、従来軸受けでは心配になったため、何かいい方法は無いかと探してみた。するとアマゾンで下記部品をたまたま見つけたので、これを使うことにしたのである。

最近よく思うが、こういう部品探しが難しい。まず、今回のようにこういう部品が存在することすら知らない場合は、今回のようにたまたま見つけたりしない限り、探して見つけることも難しい。また何となく部品の存在をしっていても、部品名称を知らないと検索することができない。最近は近い表現を入力すると、結構見つけてくれたりするので、昔よりは便利になったと思うが。いずれにしても今回はいいものを見つけることができた。これを設置したのが下写真。定量的に設計しているわけではないが、従来より耐荷重は上がっていると思う。

ここまでは良かったがここからが苦労であった。

下写真は完成状態で、当初の予定では、まず2枚のアルミ板(必要な穴開け済)と2枚の合板をL字ステーで組み付けたものを、アルミ板の穴を通して内側からボルトを2本組み付け、上記の軸受け穴に挿入すれば終わりのはずだった。

しかしながら、途中でいろいろなことを考え始め、気付かないうちに少しずつ想定がズレていった。問題の発端は、アマゾンで良い軸受けを見つけて、軸受けの位置を上方に変えたことである。これをきっかけに欲が出て、上側の合板の高さ調整が後からでもできるようにと、軸受けとするボルト頭が干渉しないように、上側の板にボルトの頭干渉防止の切り込みを付けた(下写真)。

本当はこの時点で気付かなければいけなかった。「この切り込み」が生かされるときには、ボルトは内側から組付けできないことを。しかしそのタイミングで気付けず、実際に船体へジンバルを組み付ける作業を始めて、初めて組み付けできないことに気付いたのである。下写真は試行錯誤の末、なんとか組付けた後の状態であるが、ボルト頭と板が数ミリ干渉して、ボルトを真っすぐに差し込むことができず、軸受けの穴に入れることができなかったのである。

実際には、上側の合板をアルミ板から外して、ボルトをアルミの穴を通して軸受けに差し込んで、その後に再度上側の合板を組み付けることとした。最終的には何とか組み付けることができたが、アルミ板と船体との隙間が狭く、手が入らずに、アルミ板外側のボルト締結などの作業で非常に苦労した。ほかにも想定外のトラブルはいくつかあったが、なんとかジンバルを船体に組み付けて、電子レンジを乗せた状態が下記写真である。尚、電子レンジは体格制約がなくなった(これまでは一番上の写真のように横幅と奥行に制約有)ので、我が家で眠っていた中古の電子レンジ(体格は大きいがこちらの方が2kgほど軽い)に載せ替えた。

実は構想段階では、下図のように図を描いて何度も検討していたのであるが、それでも見落としたりしているのである。上記には記載してないが、下図赤字部のアルミ板上部角部が手摺にわずかに干渉したのも組み付けてから気付いた。この図でもわかったはずだが見落としていた。こういう失敗、少しでも減らしたいものである。

下写真は、電子レンジに加え、IHコンロを設置した状態。コンロの前後左右への拘束は、アルミプレートとスポンジゴムで自作。鍋滑り防止金具は、以前設置されていたものの流用である。

下記が全体写真。最終的にはなんとかいい感じになった。ただ、軸受けをボールベアリングにして回転抵抗が小さくなったのかどうかわからないが、実際にセーリングしてみると、ジンバルの揺れ減衰が結構遅い。揺れすぎたり、いつまでも揺れていたりする気がする。適度なダンパーがあれば付けてみたいのだが、そんな良い部品も簡単には見つからず、当面はこのままかもしれない。

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