マストトップまで登頂

ヨット整備

ふと見上げると、約半年前に取り付けたレーダーリフレクタの下側のロープ(下写真の白いロープ)が外れて無くなっている。そしてリフレクタはブラブラの状態。結びが解けたのか、切れたのかわからないが、再度取り付けるためにマストに登った。

今回はマスト登りついでに、初めてトップまで登ることとした。というのは、風向はOKなのだが、風速が出力されず、トランスデューサー交換の下見をするためである。トップまで登ると流石に高い。景色もいい。が、トップまで登ってみて初めて分かるのは、マストトップで作業するには、少なくとも胸から上あたりはマストトップより上に出したいのであるが、最後の1m程度が簡単には登れないこと。私はメインハリヤードにアッセンダー(下写真左下に少し見える黒い部品)を取り付けて登るのであるが、これは大体自分の顔と同等か高い位置にあるので、マストトップに顔が並ぶ位以上には簡単に登れない。これではマストトップでの作業は困難なので、対策は次回までの宿題となる。また今回ヒヤッとしたのは、高く登りたい思いで、アッセンダーをギリギリまで高い所まで動かすと、アッセンダーを外せなくなること。よく使っている人には当たり前なのかもしれないが。降りるときにはアッセンダーを外す必要があるが、ハリヤードからアッセンダーを外すためには、少し上に動かす必要がある。少しでも高い所へ登りたい思いで、マストの金属部に接触するまでアッセンダーを上方へ動かすと、それ以上上方へ動かせなくなって、アッセンダーが外せなくなる。下に人がいる場合は、ハリヤードを緩めてもらえばいいのであるが、一人の場合はそれもできない。まあもしそうなれば、あとは降りるだけなので、アッセンダーと自分の体を繋いでいるどこかを外せばいいのではあるが、慣れない作業をすると間違えば命とりになるので、あまりやりたくない。何事もやってみれば気付きはあるし、勉強にはなった。

さて、トランスデューサーだが、風速計はどうも壊れているようだ。ブラブラの状態で軸が振れている。

また、初めてマストトップの状態を確認したが、白灯の内部は水滴が付着(下写真)しており、これも早い目に変えた方が良さそう。白灯の後ろに見えるのは、トランスデューサー取付部だが、テープでグルグル巻きになってる。ホントはこのテープの中を確認したかったが、とても作業しようと思える状態ではなかった。尚、写真は片手だけ伸ばしてなんとか撮影している状態。次回、マストトップで作業できる方法考えて、もう一度登った時にトランスデューサーのテープを外して、トランスデューサーも外して持って降りようと思う。多分新品に交換することになると思うが。

最後にマストトップから船体を見た写真。この時は海水面に雲が奇麗に映る程度の微風で良かった。何回か登っていると恐怖感も小さくなってきた。これが良いのか悪いのかは微妙であるが。

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