スプレッダーライトLED化

ヨット整備

以前から点灯しなくなっていたスプレッダーライトを交換することとした。とはいっても、結構大変そうなので、可能であれば簡単に電球だけ交換にしておこうかと最初は考えたが、どうやって電球を取り出せるのかわからない。ので、LED化することとした。

LEDのスプレッダーライトをネットで探すといろいろあるが、使いやすそうなものだと下写真のようにM8くらいのボルト1本で取り付けるものが多い。

しかし、スプレッダーの裏(中)からボルト締めはできないので、当初困ってしまった。そもそも現状のライトはどうやって取り付けてあるのか?外観より考えると、厚みがどれだけあるかわからないが、スプレッダーにネジが切ってありそこにボルト締結しているとしか考えられない。しかし、ネジがM8程度になると恐らくネジを切るには厚さが足りないだろう。ブラインドリベットも考えたが、Φ8mm程度の大きさのものは少なくとも私は見たことなかった。いろいろ考えて、現状のライトに使われているステーを取り外して活用し、このステーにLEDライトをつけるという計画で作業を進めることとした。

ライト取り外し

まずは現状ライトを取り外した。想定通りスプレッダーにネジが切ってあった。板厚さは2~3mm程度か?M8だとネジを切っても2山程度。やはり無理だ。下写真は取り外したライト。

尚、ライトは下面に外径の大きさのCリングが入っていて、これを外すと下写真の電球部を取り出すことができた。これ以上は分解できず、電球交換といってもこの部品を交換することになる。想像していた電球とは違い、結構高価そうなので、全取替&LED化することにして良かったと思った。一応この電球に12Vを掛けてみたがライトは付かなかった。また、両端の抵抗は無限大。ここでもし電球が点灯したら、電球以外の故障なので、またその故障個所を探すことから始めないといけない。電球が点灯しないことでホッとした。

次に、電球ケースからステーを取り外そうとしたが、手持ちの中古ステーをいい感じに曲げると、使えそうなことがわかったので、こちらを使うことにした。中古ステーを曲げたものが、下写真の下側である。

LEDライト選定

尚、LEDのライトは、いろいろ探して迷ったが、結局中国製の2個7千円台のものをアマゾンで買った(下写真、アマゾンより転載)。

アメリカ製のWave One Marineのものだと同じようなスペックの物が1個1万円以上する。これまでソーラーパネル、リチウムバッテリー、走行充電器、冷蔵庫、などそれなりに検討をしてはいるが、結果的に多くが中国製を使っているが、今のところ全て正常に使えている。今回も大丈夫だろう。もしだめでもスプレッダーライトなら致命的ではないし、来年あたり、マストを倒してステー類を全交換することも考えているので、ダメならその時にしっかりしたものに取り換えようと思う。

LEDライト取り付け

ここからは別の日であるが、LEDライトをステーに取り付けた後、マストに登る準備をしているのが下写真。

マストに登って、まずはライト&ステーをボルトでスプレッダーに取り付け、その後結線作業をした。結線では舷灯の時の学びを生かして、最初からスリーブ付き圧着端子を用いた。しかし、電源ケーブル側とライト側の線太さに差があったため、細いライト側の圧着が少し心配。また、当初電線ケーブルはできるだけスプレッダー内に入れ込む予定だったが、作業時にある勘違いをして、下写真のように結構な長さの配線が外に出た状態になってしまった。スプレッダーからステーを外せば予定通りの状態に直せると思うが、ここで何かを落としたり、失敗してもいやなのと、不安定なマスト上での作業に疲れ始めていたので、これで良しとした。マストに登り始めてから降りてくるまで約40分であった。

LEDライトが点灯することも確認(下写真)。ただ、昼間なので、照射範囲や明るさはわからないが、これは近いうちに暗くなってから確認しようと思う。

後日追記:ライト点灯(夜間)

下記は、別途記載の花火大会見学時の点灯確認結果である。思った以上に明るく、バウでのアンカリング作業でも十分な明るさが得られた。

以前の電球タイプがどれくらい明るかったかはよく覚えていないが、少なくともそれより明るい気がする。

但し、少し前向きに取り付けたので、コックピットには光が届かなく暗い。このままだとコックピットでの夜間作業は不便なので、余っている1個のライトを、いずれはコックピット側に取り付けたいと思う。

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